白熱灯に飛び込んで、焼き尽くされる羽虫だ。綺麗な光に触れたいのに。
叶わない願いはないと信じられるほど、子供じゃない。
生まれた瞬間に死刑を宣告されたような、そんな気分。
負けっぱなしは趣味じゃねえ。でもきっと、俺は永遠にチャレンジャーを抜け出せない。

「おーおー、鼻の下伸ばしちゃってまあ」
秋口。すっかり寂しくなった花壇に腰を下ろし、菓子パンを食べていた黒木が呟いた。
彼の視線の先には戸叶、と、その彼女。十文字はアコという下の名前しか知らないが、彼らが一緒に帰宅するのを、最近よく見かける。
法則性があるのかどうかは知らないけれど、部活で帰りの遅くなる戸叶を、週に何度か待っているらしい。
当然、戸叶が彼女と帰る日は、十文字たちは二人で帰ることになる。
三兄弟の末っ子がクールな表情をしながらもどこか嬉しそうなのは、二人にも分かった。彼女といる時、彼はいつもより饒舌になる。
「見えるのか?」
「や、見えねえけど。ふいんきだよふいんき!」
それ、雰囲気じゃねえ?間違ってんぞ。とは言わないけれど。
辺りはもう真っ暗だ。消えていく戸叶の鼻の下が伸びているかなど、見えるはずない。
「はぁあ・・良いよな。俺も彼女欲しー」
もぐもぐとパンを咀嚼しながら、黒木が嘆く。人付き合いが苦手な彼らだ。彼女いない歴(死語か?)イコール年齢だった。
「鈴音はセナと良い感じだし、戸叶はあの調子だしよー。マネージャーだってあのヒル魔と付き合ってんだろ?はぁああ、さみーなぁ」
「ああ・・」
パンの最後の一欠けらを口に放り込み、黒木は両腕を抱え込むと大袈裟に寒がって見せた。
彼が挙げたのはアメフト部の恋愛模様である。部員は鈍い男揃いなので知らない人間もいるだろうが、一般的な感性の持ち主には周知の事実だった。
そしてその事実は、十文字の心に暗い影を落としていた。
「寒くなってきたな」
「もう帰らねえ?明日もはえーし」
夜の闇は藍色。吹き抜ける北風が、制服の裾を揺らす。
さっきまでは部員で賑わっていた校舎前も、今は彼らしかいない。
「そうだな」
尻を払って立ち上がる黒木に、十文字は頷いて見せた。その表情が苦い物であるのを、暗闇の中で誰が知れただろう。
さっさと歩き出す黒木の後ろで、じっと立ち止まり十文字は振り返る。
視線の先には、遠く輝くネオン。締め切られた部室のドアの隙間からは、中に人がいることを示す光が漏れている。
話にも上がった悪魔と天使のカップルが、今でも中にいるのだろう。何をしているのか、それは想像も付かないが。
あの部室の光を奪ったら、この世界は闇に塗り潰されるのだろうか。そしてあの光は、自分の隣でも輝いてくれるのだろうか。
そんな願いは、叶うはずもない。
「・・フン」
自分の望みを、自ら打ち消す。それでも、心の中に住み着いた想いはそう消える物ではない。
死刑宣告されたこの心に、とどめを刺してくれるのが彼女であれば良い。
苦い笑みを浮かべながら、十文字はそう思った。
「おせーよ十文字―ィ!忘れ物かー?」
前方から聞こえる、能天気な呼び声。
「ああ?ちげーって!今行く!」
暗い想いを誤魔化すように、十文字は駆け出した。
とどめを刺すのは、今じゃない。

「え?ヒル魔君が?」
烏龍茶のパックを手に、まもりはキョトンという顔をした。
「ああ」
十文字は小さく頷く。
昼休みの二年の教室。普段は足を運ぶことなどないそこで、まもりは友人の女子と一緒に弁当を広げていた。
そこには戸叶の彼女の顔もあって、そう言えばマネージャーと仲が良いと言っていたなと、十文字は思い出した。
「何の用なの?」
「いや、知らないっすけど。俺も、呼んで来いって言われただけだし」
「そう・・分かった。今行くね」
まもりは不思議そうに首を傾げながらも、あらかた食べ終えた弁当箱を手早く仕舞う。
「ヒル魔君?大変ね〜」
からかうように笑う黒髪の友人を、まもりはもう!とたしなめる。アコは黙って苦笑していた。
まもりは弁当を鞄に仕舞うと、賑やかな教室を出る。目指すは屋上だ。
「十文字君も行くの?」
階段を上がっても一緒についてくる十文字に、彼女は声をかけた。
「俺も呼ばれてるんで」
「そう。作戦のことかしら。ごめんね?わざわざ呼びに来させて」
「別に」
十文字は素っ気無く返した。
何でアンタが謝るんだよ、と。腹の中がむかつく。同時に、彼女を騙しているという罪悪感が心臓をちくちく刺した。
ヒル魔は屋上で待ってなどいない。これは彼女を一人にするための口実に過ぎないのだ。
聡明な彼女なのに、ヒル魔の名を出すだけで疑いも無く付いてくる。そのことが、十文字を更に不快にさせた。
それとも、少しは自分も信用されているのだろうか。
ペタペタと埃を散らし、普段は使われない階段を上がる。
屋上に繋がるドアを開けると、遮る物のない日差しが二人の目に刺さった。
「まぶしー。良い天気だね」
一歩外に出て、まもりは手をかざす。
秋晴れの青空が青過ぎる。雲のほとんど無い空に、これから自分が起こそうとしている不埒な考えなど全て見透かされているようで、十文字はかぶりを振った。
「あれ、ヒル魔君はどこ?」
数歩進んで辺りを見回す。スカートをはためかせる北風。
コンクリートに落ちる影は、数ヶ月前より長くなった。
「いないっすよ」
「え?」
驚いて振り返るまもりの顔を、風で乱された髪が覆った。一瞬しかめっ面をし、邪魔そうに耳にかける。
唾を飲み、十文字は彼女の目を見据えた。広がる青空は極力見ないように。
「俺が、アンタをここに連れてきたくて嘘をついたんです。ヒル魔・・先輩は、ここにはいません」
鋭い目つきに、まもりは言葉を失う。
「・・・どうして」
口を閉じ、思案するように視線を彷徨わせ、やっと搾り出した言葉がそれだった。
「アンタに、どうしても聞きたいことがあったから」
腹の中に溜め込んだ想いはとっくに消化不良で、吐き出される日を今か今かと待っていたのだ。
「あいつと、ヒル魔先輩と付き合ってますよね」
「え?なんの・・」
「誤魔化しても無駄っす。バレバレなんですから」
引きつった笑顔を浮かべるまもりに、釘を刺す。
観念したらしい彼女は、諦めたように首を縦に振った。
「うん。付き合ってる。・・でも、それがどうかしたの?」
それがどうかしたの?か。簡単に言ってくれる。
この人を『気が利く』と評価する人々は、彼女の一面しか見ていないに違いない。
十文字は苦笑した。
「アイツからあんたを奪いたい」
太く真っ直ぐな声で、彼女に告げる。
「姉崎先輩。あんたが好きなんだ」
強く吹く風も、この言葉は散らせない。
「え?あ・・え?」
まもりはぶつけられた言葉の意味をすぐには理解しかねたようで、綺麗な青い目をぱちぱちと瞬かせる。
秋の空に似ていると、十文字は思った。
少し経って赤く染まる両頬は、夕焼けのよう。
「でっ、でも・・」
「でも?」
言葉を探し、再び彷徨う視線。
返される答えは、この気持ちに気付いた時から分かっていた。それでも。
死刑の執行人は彼女であって欲しかった。
視線が定まり、青空のような両目が十文字を真っ直ぐに捉える。
今まで彼女に告白しては振られていったであろう男たちに対してよりは、答えに迷ってくれただろうか。
「・・・ごめんなさい。私は、やっぱりヒル魔君が好きだから。十文字君の気持ちには応えられない」
「・・そうか。やっぱりそうだよな」
気持ちを誤魔化したりせず、きちんと答えてくれる。そんなところも好きだった。
あなたには私より素敵な相手がいるはずとか、見え透いた励ましは、本気で愛情をぶつけてくる人間に言える言葉じゃない。
「・・・これで、部活をやめちゃうとか。そういうのはないよね?」
不安そうに、まもりは十文字の顔を覗き込んだ。
「別に、それは無いけど。アメフトは好きだしよ」
「そう。よかった」
控え目ながらも、彼女は安心したように笑う。
マネージャーであり主将の恋人でもある彼女としては、部の心配をするのは当然である。
その気持ちを今ここで悪用しようとしている自分を、卑怯だと思うなら蔑んでくれてかまわない。
十文字は彼女に近付き、細い肩を両手で掴んだ。
「なっ、何?」
まもりは身を引く。暗い表情の十文字に、危険を感じた。
「・・心までくれとは言わねえよ。それは、とっくの昔からヒル魔のモンなんだろうし。だから・・体だけでも。一度だけで良いから、くれねえ?」
掠れた声を出す喉が、渇いて張り付く。
恋人としての愛情。その一欠片さえも貰うことが許されないなら、せめて体だけでも良いから欲しかった。
まるで聖母に縋り付く乞食のようで、なんて惨めなんだろう。
「何言って・・十文字君?」
怯えたような顔のまもりを、力ずくで壁際に追い詰める。
「大声出したり、逃げたりしたら、俺、部活辞めるかも」
最高で最悪の人質をとった。
まもりは呆然とし、十文字を見上げる。
その秋空のような目を見ないようにしながら、彼女を無理やりコンクリートの壁に押し付けた。
部活を辞める気なんて無い。折角作り上げた、自分の大切な居場所なのに。
それでも、それを引き合いに出せばまもりを迷わせることができると知っていて、利用した。
卑怯。惨め。汚い。最低。

全ての罵りを余すところなくこの身に受け入れてもかまわないほど、彼女が好きで好きでたまらなかった。

十文字はまもりの両手を片手で掴み上げ、拘束する。
脚の間に膝を入れて彼女を支えると、怯えた唇に口付けを落とした。
「・・っテェ」
唇に鋭い痛みを感じ、たまらず顔を離す。噛まれた。
手で触ってみれば、かすかに血が付いている。
十文字を見るまもりの両目は、拒絶と怒りと諦めに揺れていた。
「クソっ」
毒づき、彼女の体を反転させる。壁に胸を押し付けるような、そんな格好。
先ほどから一言の声も漏らさない彼女は逃げようとしない代わりに、頑なに心を閉ざしている。
後ろから手を回して胸を揉んでも、体を震わすだけで何も言わない。
そしてこの震えは、快感による物では無いはずだ。
「何か言えよ・・!」
耳元で怒鳴っても、まもりは壁を見つめるだけである。
舌打ちをして、彼女の下肢に手を伸ばす。すべすべとした腿に手を這わせ、下着をずらす。
辿り着いた割れ目は、拒絶を表すように乾いていた。
かすかな湿り気しか感じないそこは、十文字の訪問を歓迎することはないだろう。
「逃げねえのか?抵抗とか、しねえのかよ!」
もし逃げ出してくれれば、自分は追いかけるフリをして、そして諦めて、複雑な想いはあっても次の部活に復帰できる。
こんなことまでしておいて、直前になって踏み込むのを躊躇ってしまう。逃げ出したいのは自分だ。その責任を、まもりに押し付けようとしている。
自分勝手で、吐き気がする。
「何か言えよっ!」
助けを求めるような声にも、まもりは何の反応も示さない。
二人の間に、北風が吹いた。越えられない距離を感じて、十文字は制服の胸を彼女の背中に押し付けた。
風であっても、これ以上に二人を引き離す物は許さない。
「しらねェぞ」
気温は低いのに、十文字の息は荒く、冷や汗のようなものが額を濡らしていた。
ズボンのファスナーを下ろし、熱く猛った性器を取り出す。
薄い色の下着をずらし、何の愛撫も施されていないそこに、迷いを振り切るようにして一気に突き入れた。
「いやあぁああっ!!」
「くっう」
まもりは体をひねり、悲鳴を上げる。受け入れる準備などなかったそこは無残に血を流す。
十文字の問いには沈黙を貫いていた彼女も、体の裂けるような激痛には耐え切れなかったようだ。
小刻みに体を痙攣させ、壁に押し付けられた手はコンクリートに爪を立てた。
「きついな」
初めてでは無いのだろうが、まもりの中はきつく引きつっている。
あからさまな拒絶。
十文字は奥歯を噛み締めると、彼女のうなじに額を押し付け、グッグッと腰を打ちつけ始めた。
「あ゛っんっう」
色気の欠片も無い声を出し、まもりはただ痛みに耐えている。
締め付けられる性器は確かに快感を生み出すのに、十文字の心の中は痛くて堪らなかった。
目の前にある、冷や汗に濡れたうなじ。ここにキスマークを残したら、自分はヒル魔と同じ土俵に立てるのだろうか。
きっと彼に見つけられるだろうそれは、宣戦布告。
震える唇でうなじに吸い付こうと、唇を寄せる。しかし、触れられない。
脳裏に浮かぶヒル魔が、鋭い眼光でもって十文字を射竦めていた。
「ちくしょー・・」
奪いたいとか好きだとか。そんなことを言ったって、結局自分は彼が怖いのだ。勝てないことが、怖いのだ。
奥歯を噛み締め、顎を引く。
腕の中でうめくまもりの顔を覗けば、痛みに涙を流していた。それは悔しさも悲しさも孕んでいる。
ただ欲しかったのだ。こんな顔をさせたかったわけじゃない。
両手の拘束を解き、腰を掴み、強く突き上げる。
突き上げながら、十文字は音も立てず一粒の涙を流した。
吐く息は、湿って熱い。
「はっ・・あ」
まもりが、涙に濡れた瞳を十文字に向けた。哀れむように。
まるで雨降りの空だ。
そんな目で、見ないでくれ。
「くうっ・・ああ!」
射精を感じ、十文字は急いで性器を引き抜く。埃っぽいコンクリートの床に、白く粘り気のある精液を吐き出す。
萎え始めた性器はまもりの血液で薄ピンクをまとい、床の白濁は灰色に濁った。
「はあ・・・はっ・・」
荒く息を吐き、まもりはその場に崩れ落ちる。
快感など無く、イケるはずはない。壁に背を付け、ぐったりと座った。
そんな彼女に、十文字はかける言葉も見つからず、黙って見下ろす。
「・・なんであなたが泣くの?」
悲鳴の上げ過ぎで掠れた声。こほっと、小さく咳をした。
彼女に指摘され、十文字は自分が泣いていたことに初めて気付く。指先でそれを拭うと、彼女から目を逸らした。
「泣きたいのは私のほうよ!」
泣き声の延長のような上ずった声で、まもりは叫ぶ。
直すことも忘れた乱れたスカートの隙間から、血の滲む下着が見えた。
十文字は黙り込んだまま、彼女の目を見ることが出来ない。
「・・・部活、ちゃんと出てね」
壁に手を付きヨロヨロと立ち上がると、まもりは小さな声で言う。
制服に付いた埃を払い、重いドアを開けて校舎の中に消えていった。
残された十文字は、その場にしゃがみこむ。
背後に広がる秋の空が、彼を責める青い瞳のようだった。

「おい、糞長男」
呼びかけに立ち止まる。
聞き慣れたその声に静かな怒気が含まれているのを感じ、十文字はとうとうきたかと腹を決めて振り返った。
「なんだよ」
視界に悪魔を収めた瞬間、長い腕で頬を思い切り殴られた。
その細い体のどこからそんな力が出るのかは分からないが、十文字の体は盛大に吹き飛ばされ、地面に尻餅を付く。
「てっ、てめえ!何すんだよいきなり!」
部活が終わり、一緒に帰るところだった黒木と戸叶が、突然の出来事にいろめき立った。
しかし、あわてる彼らをヒル魔は一蹴する。
「黙れ。邪魔だ」
静かでありながら、有無を言わせない迫力。
青筋を立てているわけでもなければ、声を荒らげているわけでもない。それだけに、本当に心から怒っていることが察せられる。
そんなことを、痛む頬を気遣うでもなく、十文字はぼんやりと考えた。
言葉の出ない黒木たちの前で、ヒル魔の取り出した暗闇色の銃器がネオンに輝く。
硬い銃口が、十文字の額をグッと押した。
「今は殺さねえ。アイツが泣いて頼んだからな」
銃弾のような力を持つ視線。鋭く尖って、十文字を貫く。
十文字がまもりにしたことは、彼に全て割れたのだろう。人の心に敏感な彼のことだ、たとえまもりが隠しても、異変に気付けば聞き出すに違いない。
「でも、もしもう一度でもこんなことをしてみろよ。その時は、アイツの意見なんてカンケーねえ。てめえの命は無いと思え」
ヒル魔の静かな怒りが、心にのしかかる。
「俺に勝とうなんて思わねーこった」
そう吐き捨てると、銃口で十文字の額を弾く。
ゆっくりと銃を仕舞って唾を吐き、彼はくるりと振り返ると部室の中へと戻っていった。
暗闇の中にこぼれる光。中ではその源が、傷ついた心を震わせているはずだ。
十文字の隣では、輝かなかった。
「おい十文字・・・どうしたよ。大丈夫・・じゃねえよな・・」
うつむく彼に向けて、戸叶がおそるおそる声をかける。
「びびったー・・マジすげえ迫力。お前、ヒル魔に何かしたんか?」
しゃがみこんだ黒木が、心配そうに首を傾げる。
「・・・何でもねえ」
悪友たちの心配に、応えてやれない自分が申し訳ない。
「何でもねえって・・」
「言いたくねえ」
まるで子供のようだ。
情けないことに、十文字はヒル魔から許されたという事実に胸を撫で下ろしていた。
「何だよ、俺らにも内緒か・・」
「・・・ああ黒木。まあほっといてやれって。人に言えねえことぐらい、誰でも持ってんだろ」
唇を尖らせる黒木を、戸叶がたしなめる。らしくもない十文字の様子から、ただ事ではないと気付いたのだろう。
「・・じゃあ、言えるようになったら教えてくれよ」
「・・わりい」
まだ少し納得のいかない様子ながら、黒木は頭を掻いて立ち上がる。
手を伸ばすと、十文字の腕を掴んで立ち上がらせた。
「もう帰んぞ。寒くてしょうがねえよ」
「そりゃトガ、ブレザー着てくりゃ良いだけだろ」
「俺は厚着が嫌いなんだよ」
「ただの我が侭じゃねえか」
馬鹿みたいな会話を交わしながらも、そこに十文字への気遣いが含まれていることは明確で。
さっさと歩きながらも、脇目でちらちらと彼を確認している。
「・・・わりい」
もう一度呟いて、十文字は彼らの後ろを付いていった。

 



 
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