まったく・・なんだって俺の周りにゃ善人しか寄ってこねぇんだよ。
糞デブといい、チビといい、猿といい・・極めつけにゃこいつかよ。
「類は友を呼ぶ」?
冗談じゃねぇ。俺が善人だとでもいいたのか?
「朱に交われば赤くなる」?
ふざけんな。俺が優しくなっただと?あり得ないね。
心の中で毒づいてみるが、現実には俺の隣でシーツにくるまって眠るこいつの・・姉崎まもりの頭の下からそろそろしびれ始めてきた腕を引き抜くこともできやしない。
「ま、惚れた弱みってのはあらぁな」
自嘲気味につぶやいて、眠る姉崎の髪を梳く。

あの日・・。
アイシールドの正体が「セナ」だとこいつにばれた時。
茫然自失から我に返ったこいつは・・姉崎は、誰もいない部室で泣いていた。
私がずっとセナの足を引っ張ってきたんだ、と。
セナのこと何でも知っているつもりになって、実は一番理解していなかったのは私だったんだ、と。
なんで自分を責めるんだよ。
チビをアイシールドの仕立て上げたのは、この俺だ。
おまえに正体を隠すよう指示したのも、この俺だ。
ばれそうになっても陰で手ぇ回して隠し続けてきたのも、この俺だ。
判っているんだろ?だったら、俺を責めるのが筋ってモンだろ?
泣いている姉崎に言ってやった。
「セナを守るために始めたアメフトのマネージャーだ、理由がなくなったんなら続ける必要もないだろう?・・・・もう、解放してやるよ」
仕方ないんだ、いつの間にかこいつの存在が俺の中で大きく育っている。
奪いたい。俺のものにしたい。
そんな感情が日に日に大きく強くなってやがる。
今だったら、まだ間に合う。今だったら、今までの俺でいられる。
こいつのことは諦めるんだ。嫌われて、憎まれて別れた方がいっそ未練も残りゃしない。
「・・辞められる訳ないじゃない」
なに?
「・・アメフトも、部員のみんなも、そして・・貴方のことも好きになってしまった今の私が、今更辞められる訳ないじゃない!」
俺のことを・・好き?
バカ、そんな目、そんな顔で俺を見るな。
「好きなの・・貴方のことを好きになってしまったの」
やめろ!俺が俺でなくなる、なくなってしまう。
体が勝手に動いてしまう。俺は姉崎をしっかり抱きしめる。
「バーカ、お前みたいな女を簡単に手放すと思っているのか?この俺が」
乾いて粘つく舌を動かす。
「続けろよ。マネージャー・・これからも・・」
姉崎もしがみついてくる。胸に顔を押しつけて咽び泣く。
「うん」
そして俺たちは唇を重ね合わせた。

「ん・・?ヒル魔・・くん?」
なんだ、起きたのか。
「・・ずっと、起きていたの?」
姉崎が身を起こして俺を覗き込む。
髪は手で梳いているウチに殆ど戻ってしまったが、さっきまでの姉崎の乱れぐあいを思い出す。
「そんな大した時間じゃねーよ、ただまぁ、なんとなくあの日のこと思い出していたりしてな」
「あの日?」
「チビの正体がお前にばれた日」
「もう、セナのこと、そういう風に呼ぶのはやめてって言っているのに」
チビに反応して姉崎がむくれる。
相変わらず、セナは特別かよ。その態度がどれだけ俺を妬かせているのか気が付いて・・・・妬いている?
俺が?
ハッ、俺も相当まいっちまっている訳だ。
「お前が庇うからだろ。いい加減に子離れしろっつーの」
「子離れってなによ!・・って、もしかして・・妬いてくれているの?」
図星を指されて内心あわてる。面に出さないように努力する。
「バーカ、そんなわけ・・う?んむ・・」
姉崎が唇を押しつけてくる。
離れた時、名残惜しげに唾液が糸を引く。
「ん、ん・・ふぅ・・、うれしい・・。ヒル魔君、好きよ・・っあっ!?」
腕を掴んで引き寄せる。そのまま抱きしめる。
「や、やだ、さっきのでベタベタになっているんだから・・シャワー浴びさせてよ・・ね?」
「別に俺は気にやしねぇよ」
自分から俺を挑発しておいてなに言ってやがる。
「私が気にするの!って・・ちょっと・・あ・・あぁ、う・・あ・・や、やぁ・・」
姉崎の耳を軽く噛みながら胸を愛撫する。
そのまま舌で耳孔内を犯しながら胸の先の突起を摘む。
「あっ耳は・・ああっ!・・はぁ・・はぁ・・や、お願い・・シャ・・シャワーを・・うぁっ、ふっ」
うだうだ言い続ける唇を俺の口で塞ぐ。
舌を入れると躊躇いながらも絡ませてくる。
「・・ふ・・ぅ、ずるいよ・・。私だって我慢できなくなっちゃう・・のに」
「俺は構わねぇっていっているのに」
「お願いだから、その・・アソコにキスはやめて・・ね。さっきの時の後始末もしていなくて、ホントに恥ずかしいんだから・・」
アソコって何処だよ、という言葉が喉まで出かかったが、何とか飲み込む。
ここで機嫌損ねられたら元も子もねぇもんな。
「じゃ、許しがでたとこで遠慮なく」
胸を揉みしだきながら先端を口に含む
ワザと大げさに淫らな音を立てながら乳首を吸う。
チュッ、チュバッ・・
「あぁう、ああ・・あ、恥ずかしい・・でも、いいよぉ・・あぁ」
右手を下へと這わせていく。
茂みに触れる。そこから更に下の方へと手を滑らせる。
「あぁ、あ・・う、はぁぁ・・」
姉崎の裂け目はすでに熱い液が溢れている。
「濡れているぜ・・」
「っ!! や、やぁ・・さっきの・・分だよぉ・・」
「そういうことにしておいてやるよ」
予想通りの姉崎の反応を楽しみながら、裂け目に指を入れる。
すでにトロトロに蕩けているソコは難なく俺の指を飲み込んでいく。
「っ、きゃぅ、あ、はぁぁ・・ああ、はぁ、はぁ、・・ああぁ!」
蕩けきっている部分を見たくて、胸に埋めている顔を下にずらしていく。
「あっ、やぁ、だめっだめぇ、お願い、恥ずかしくて死んじゃう、いやぁ!」
「痛て、いてて!、髪引っ張るなっ、さっきもシタだろ、いいじゃねーか」
「さっきしたから、今はダメなのぉ・・お願い、恥ずかしい、あぁっ!」
俺は気にしねぇって言っているのに、難しい女だ。だったら・・
俺は人の悪い笑みを浮かべて考えを実行に移す。
姉崎の腰に手を入れひっくり返す。うつぶせにした姉崎の腰を持ち上げる。
「!」
ベッドに膝をつき、目の前に姉崎の臀部が、そして全てが晒される。
溢れ出た陰液が太股を濡らしている。喉を鳴らして唾を飲み込む。すげぇ・・。
「いや、後ろからはいやぁ、恥ずかしいから・・やめて」
今までは姉崎が嫌がって出来なかった体位なわけだが、素早く俺の肉棒を淫蕩な裂け目に押し当てる。
「ココへのキスがダメなんだろ、だったらこれは我慢しろよ、いくぜ・・」
いきり立つ怒張は、吸い込まれるように姉崎の中に収まっていく。
クチュッ、ズリュッ・・
「あ、あ、あ・・・んああああああああぁ―――っ!」
肉襞が俺自身を熱く締め付ける。
くっ!やべぇ、なんだこれは。
快感に突き動かされるように腰を動かす。
「やっ、やっ、なに?んあっ、あああっ、いつもと・・いつもと違う!あぁっ、ああっ!」
髪を降り乱して姉崎が啼く。確かにいつもと違う。
眺めも、肉の締め付けも、快感も、そして姉崎の乱れぶりも・・。
「ふぁぁ、お、奥に・・あっ、あぅ、当たるよ・・あっ、いっ、いっぱい、ヒル魔くん・・あぁっ!」
腰を動かすたびに湿った水の音が溢れでる。
腰を動かすたびに溢れ出る水が糸を引いて落ちていく。
肉棒を引き抜くたびに姉崎の下の唇が逃すまいと捲れながら追いかけてくる。
姉崎の言葉に、喘ぎに、姿に、そして肉襞を通して脳髄を灼く快感にリミッターが外れる。
「あっ!あっ!あっ!あぅ!あぅぅ!ふか・・深い――っ!あぁっ!ああああっ!」
どうしてこいつは、姿も、喘ぎも、乱れ方も、こうまで俺を煽るんだ。
ガバッと姉崎に覆い被さる。腰を押さえていた手で胸を揉みしだく。
そうして腰を打ち付ける。
獣になって、俺の持つ獣性を解き放って。
「ひ・・ぃっ!はげし・・過ぎるよ、あっ!あっ!こわ、怖いっ!あぅっ!あっ!あっ!」
「うっ、クッ・・怖いことなんてっ、ねぇよ、俺はここにいる!」
枕に頬を押して付けて啼く姉崎の口に吸い付く。
キスなどというモノではない、舌で口内を蹂躙する。唾液を流し込む。
「ん、ん・・くぅ、ふぁっ、んんっ!」
姉崎も首を捻らせ必死に俺の口を求めてくる。
涎はだらだら溢れまくり、涙を浮かべた目の焦点は合っていない。
そんな姉崎の表情に欲情と快感が加速する。
「んむっ、うあ、あああああ―――っ!!」
深く入れた突きに耐えられなくなった姉崎が仰け反る。
獣のような悲鳴が響き渡る。
「だめっ!あっ、あっ、ひぃっ!だめぇっ!あああぁぁぁぁぁっ!!」
絶叫が迸る。姉崎・・もう、イッたのか?
姉崎の痙攣に併せて、俺を包みこんでいる肉襞が締め付けながら激しくうねる。
恐ろしいほどの刺激に意識が飛んでしまいそうになる。
だが・・クッ!まだだ、まだ足りねぇ!
胎内の収まりも待たずに再び腰を突き動かす。
「ひぃっ?!ひぃっ!や、また・・だめ、だめぇ!ひぁぁぁぁぁっ!!」
四肢を突っ張らせ、喉を反らせて、再び姉崎は俺の下で痙攣する。
しかし、それでも俺は突き続ける。
「えぅ・・あぁ・・しん・・じゃう・・よぉ・・っ、また、またぁっ―――っ!」
すぐに姉崎が悲鳴を上げる。
汗と、涎と、繋がりから吐き出される液体で、身体もベッドもグシュグシュに蕩ろけている。
三度訪れる肉襞の蠢きに絡め取られる。限界が急速に盛り上がる。
「くっ!あ・・、イク・・ぞ、うっ・・クッ!」
高まりを姉崎の膣(な)かに解き放つ。
今日は2度目の射精だというのに驚くほど大量の欲望が吐き出される。
ビュルッ!ビュルビュルビュルビュルッ!!
「うぁああああああぁっ!あつい・・あつい――――――っ!!・・あぁ・・・あ、あ・・」
絶叫の後、虚ろな声を残して姉崎が崩れ落ちる。
体中弛緩している状態で、それでも膣は思い出したように収縮し俺の欲望の残滓を搾り取っている。

「もう、ほんとに死んじゃうかと思った」
グシャグシャに濡れたベッドの中で、二人でまどろむ。
火照った体が急速に冷えていく。
「凄かったぜ、後ろから突かれた姉崎」
「なっ、馬鹿ぁ!」
ジャレついて振り下ろした手を受け止める。
「・・恥ずかしかったんだから・・、嫌いになったり・・しない?」
「バーカ、良かったんだよ。おまえが嫌だといったって、手放したりしねーからな。覚悟しておけよ」
そうして唇を重ねる。
さっきまでの激しい繋がり・・肉欲では埋めきれなかった。
ゆっくりゆっくりお互いを味わい、心の繋がりを思い出すかのような静かなキス。
「ふ・・ぅ、ヒル魔くん・・好き」
「ああ・・俺もだ」
「うれしい・・・・」
姉崎が微笑む。
昔の俺だったら・・多分目をそらしてしまうような・・邪気のない安らかなる微笑み。
それを、しっかりと受け止めて静かに髪を撫でる。
やがて・・俺の頬に添えられた姉崎の手が力を失う。
目は閉じられ、呼吸(いき)が規則正しく刻まれる。
さて・・と、俺も眠りに落ちる前に、濡れきったこのベッドを何とかしないとな。
二人で仲良く風邪でも引いたりしたら洒落になんねぇ。
起きあがり、眠る姉崎を抱き上げる。
「・・う・・ん・・」
起こさないようソファに横たえ毛布を掛けてから、ベッドに染みつく情事の残滓を片づける。
なんで、俺はこんなことしてるんだ?
デブとチビと猿の言葉が何気ない言葉がフラッシュバックする。

「ヒル魔・・優しい・・」
「ヒル魔さん、ど、どうしたんですか?」
「先輩、ありがとっっざいますっ!」

・・俺が優しい?こいつの・・せいか?
再び抱き上げて、ベッドに静かに静かに横たえる。
その隣へ身体を滑り込ませ、毛布で覆う。
・・まっ、いっか。
別に人類すべてに優しくなっている訳じゃねーもんな。
顔見知りくれぇには、気が向いたら優しい言葉でもかけてやるさ。
自分を納得させながら、俺の意識は急速に落ちていった。
 



 
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