本棚に並べられた分厚いファイル、ファイル、ファイル……。
うずたかく積まれたビデオテープの山、山、山……。
それら全ては並み居るライバル校の選手データ、そして試合記録。
アメフトにおいてタクティクスは非常に需要な位置を占め、戦略は敵を知る事から始まる。
そう、情報戦に勝利したチームこそが栄光を掴み取れると赤羽隼人は知っている。
その日、資料に囲まれた彼の部屋に来客があった。

部屋の片隅、かろうじて人が生活できる程度に確保されたスペースに3つの人影。
「くっ……いいぞ、ジュリ。だいぶ上手くなった」
気持ち良さに少しだけ呻き声を漏らし、素っ裸で椅子に浅掛けしている赤羽が、部のマネージャー
沢井ジュリの頭を撫でる。
一見細身ながら、腕から肩、そして胸板までを覆う筋肉の鎧。筋量こそ多くはないものの、徹底的に
鍛えられた上半身は、業物の刀剣にも似た凄みと力強さを持つ。
「ふぁ……んむ……」
赤羽の両膝の間には、ニーソックス以外何も身に付けない姿で四つん這いになっているジュリが居た。
モデル並みの引き締まったボディラインと、それとはアンバランスに豊かな胸の膨らみ。赤羽の股間に
顔を埋め、唇と舌は隆々とそそり立った牡の器官を舐め咥える。そして彼女のやや大きめのヒップを
がっちりと押さえ込む3人目の男。
「はぁ、はぁ……くっそ、赤羽! いつの間にかジュリにそんなテク仕込みやがって」
こちらも真っ裸でジュリの胎内へ己の剛直を突き入れる佐々木コータロー。赤羽よりやや細いものの、
赤羽には無い鞭のようなしなやかさを秘めた筋肉で腰を繰り出している。

 ぺちゃ、ぺちゃ……くぷっ

肉茎の腹側を舌先でくすぐっていたジュリが、亀頭の先端を口に含んだ。
「ん……んん……」
そのまま半分ほど頬張ると、身体を前後に揺り動かして強張りを出し入れし始める。ルージュを引いた
唇が赤羽のペニスを締め付け、茎の表面に朱の跡を引く。揺らす身体に合わせて重力に引かれた乳房が
重そうにユサユサと揺れた。
「んうっ!?」
突然、ジュリが苦しそうな声を漏らした。コータローが腰を突き入れた瞬間、勢い余って前に出たため
赤羽のペニスでえづきかけたのだ。
「待て、コータロー。お前のリズムはバラバラだ」
赤羽がコータローを制し、ジュリの口から自分のモノを解放する。
「またリズムかよ。こんな時まであれこれ考えるなんてスマートじゃないぜ。大事なのは愛だろ、愛」
「ただ思うまま動いても沢井の負担が増すだけだと言ってるんだ」
「ち、ちょっと!? ケンカはよしなさいよ」
ケホケホと軽くむせながら、ジュリが二人に声を掛けた。
「いや、お互い沢井を独占しないと決めた以上言わせてもらう。沢井自身のためにもな。コータローは
もっと音楽性を磨くべきだ」
「ハァ? 音楽性が何の関係があるってんだ」
「分からないなら、教えてやる」

赤羽はコータローを押し退け、ジュリを立ち上がらせた。そして彼女を背後から抱きすくめる。
「いいか、コータロー。女性の扱いと楽器の扱いは、ほぼ同格だ。まずは特性を知る事」
「あんッ!?」
ジュリが甘い声を上げた。腰に回した赤羽の片手が、そろそろと太腿へ滑り降りる。もう片方の手は
彼女の脇腹を撫で上げ、背中から首筋へと敏感な部分を探ってまわる。
「あ…………はぁ……」
内腿を撫で、うなじを伝う指先にジュリの身体が震え、吐息がこぼれる。
「この世に“同じ楽器”は一つとして無いんだ。どう扱えばよく響くのか、個々の癖を見極める。
その次に、それぞれの特性に合わせて───調律する」
「ひゃうん!」
ジュリの内腿にあった手が、両脚の付け根に潜り込んだ。うなじをなぞる手は胸に巻き付き、柔らかな
膨らみを鷲掴みにする。
「あっ! 駄目、赤羽! そこ、弱……ふあぁん!!」
びくん、とジュリの身体が跳ね、首が反る。赤羽はポーカーフェイスを崩さぬまま指の動きを速めた。
ごくり、とコータローの喉が鳴る。
「ここが大事だ。調律をおろそかにしてはいけない。しっくりと自分に馴染むよう、何度も、丁寧に。
そうすれば“楽器”も自分に応えて、最高の音色を奏でてくれる」
「ひゃうっ! あ、赤羽ぁ……や、あうんっ! そこ、そこぉ!!」
赤羽の送り込む快楽に、ジュリが喘ぐ。真っ赤な顔で両膝を擦り合わせ、逞しい腕にしがみついた。
「手塩にかけた楽器は、演奏時の一体感がまるで違う。お互いに響き合い、求め合い、魂を揺さぶる。
コンサートのクライマックスへ、エクスタシーの極みへと一緒に昇りつめる」
「あ! そ、そこぉ……お豆の、トコ……ん!……嫌、焦らしちゃイヤァ!…………」

コータローの目の前で、赤羽の思うままジュリの身体が弄ばれる。乳房を揉みしだかれ、乳首を
爪弾かれるたび切なげに鳴く。瞳は潤み、腿の内側を愛液が伝い流れていた。
自分の知らない顔、知らない声でジュリが身悶える。
赤羽の指が魔法のようにジュリの身体を開発し、自分好みに調律しようとしている。
そう思った瞬間、コータローの胸に怒りにも似た激情の嵐が吹き起こった。
(────この野郎─────!!)
思わず手を振り上げ、

 バシィンッッッ!!!!

自分の横っ面を思い切り引っ叩いた。
「こ…………たろ……?」
突拍子も無い行動に、夢見心地の中にいたジュリが我に返る。
「……いけねぇ、いけねぇ。ついスマートじゃない真似するトコだったぜ」
呟いて、2人の前に歩み寄る。トロンとした目で見上げてくるジュリの顎を持ち上げ、口付けた。
「んっ!……ふっ!……」
いきなり舌を絡め取られて、ジュリが呻く。コータローは、お構いなしに彼女の唇を貪った。
「自分のビートは変えない、か。…………頑固者め」
「俺は、お前ェほど器用じゃねぇんだよ」
ジュリとの口付けをほどいて赤羽を睨みつけ、また唇を重ねる。スマートにこだわる男は、キック以外
およそスマートとは言い難い不器用者だった。
「あ、ん………こーたろ……こーたろぉ…」
コータローの首に腕を回し、ジュリも彼のキスに応える。熱っぽくお互いの舌を絡め、唾液を交わす。
その一方でコータローの空いた手はジュリの脚の間へ伸び、恥毛を掻き分け熱く潤った部分に触れた。
意図を察した赤羽はその部分をコータローに任せ、自分はジュリの胸を両手で愛撫する。
「んふ……こーた、ろ…………そこ…もっと、触ってぇ……」
「ん………ジュリ…………」

「…………俺から、いくぞ」
赤羽がジュリの太腿を伝う雫を掬い取り、彼女の後ろのすぼまりに塗りつける。そしていきり立った
剛直の切先を押し当てた。
「んぐぅっ」
一瞬、ジュリが苦しげな声を上げる。ピンク色のアナルをこじ開け、赤黒い亀頭の先端がゆっくりと
めり込んでいく。
「ジュリ……もう少し力を抜け」
彼女の耳に舌を這わせつつ赤羽が囁く。入れやすいよう女の片膝を抱え上げ、小刻みに腰を使って、
固いアナルをほぐしながら少しずつ奥へ捻じ込んでいく。
「あ、赤羽ぁ……ま、まだ?」
「もう、ちょっとだけ…………ああ、ジュリの奥まで……入った……」
赤羽のペニスは根元までジュリのアナルに飲み込まれた。すべすべのお尻を赤羽の陰毛がくすぐる。
「熱い、よ……赤羽の。…アタシのお尻、いっぱいに広げて………奥の方で、ビクンビクンしてる…」
うっとり呟くジュリ。
赤羽はジュリと繋がったままでもう片膝も腕に抱え、子供に排泄させるような格好で抱き上げる。
大きく割り開かれた両脚の間で物欲しそうに口を開く女の部分が、コータローの目の前に晒された。

「……次は…………コータロー……来て」
ジュリが誘うように自分の秘唇を指で広げて見せた。サーモン色の粘膜が、蛍光灯を受けて濡れ光る。
ぬるぬるに蕩けた穴に狙いを定め、コータローは一気に怒張を突き入れた。
「やっ!? ふああぁっ!!」
いきなりの激しい責めに、ジュリが軽く達した。ぶるるっ、と身体を震わせ、2本の竿を締め付ける。
「くぅっ! こ、コータロー! あれほどリズムが悪いと……ぐ……教えた、ろ……」
「た、耐えろ! ここでイッちまったら……ふぅぐ!……ス、スマートじゃねぇ、ぜ……」
押し寄せる快感の波をなんとかやり過ごし、ジュリが緊張を解いたところで、赤羽とコータローが
ゆっくり抜き挿しを始めた。

 ぬぷちゅっ。ぷちゅっ。ぬぷっ。

「や、は……。……んあっ…………ふぅ……」
どこかぎこちない、遠慮し合った動き。前と後ろを同時に貫かれながら、ジュリはもどかしげに鳴く。
「ジュリ。顔を、こっちへ」
首筋の汗を舐め取り、また赤羽が囁いた。言われるまま首を捻ったジュリの唇を赤羽の口が塞ぐ。
「んう、んふぅ……」
ジュリは懸命に舌を伸ばし、赤羽の舌と擦り合わせる。2人の口からピチャ、ピチャと水音が漏れた。
「ジュリ! こっちもだ!」
コータローの求めにジュリが応じて口付ける。交互にキスを繰り返しながら、男2人の突き上げが
次第にタイミング良く重なってくるのをジュリは体内で感じていた。
「はぁん! 凄いよ、2人とも!………お、奥で、ぶつかり合ってるぅ」
「じ、ジュリもすげぇぜ! お、俺のに絡み付いて……!」
「いいぞ……これは久しぶりに………いいセッションだ!」
抱き上げられたジュリの身体は、波に浮かぶ小舟のように激しく揺れる。男達は競い合うように
遠慮なく少女の肉体を責めたてる。突き上げのたびに息が肺から押し出され、唇を塞がれて、苦しさと
気持ち良さの狭間でジュリの意識は朦朧となっていく。
「好きぃ。好きなのぉ!」
誰を。どっちを。答えにならない告白を、うわごとのように繰り返す。

ヒップを支えるコータローの手に力がこもる。赤羽のピッチが上がる。限界突破へ向け、2人の怒張が
一層大きく膨れあがっていく。
「ジュリ!!」「ぐぅ!!」
「あっ!? 出てるっ! あたしの中、2人同時に出てるぅ!!」
コータローの肩にしがみつき、熱い精の迸りを感じながら、ジュリも同時に昇りつめた。

* * *

「さて。落ち着いたところで作戦会議を始めよう」
さっさと服を着込んだ赤羽がノートを開く。
「切り替え早ぇなオイ! もうちょっとこう、余韻つーか、何かあんだろ! 
あと客に茶の1杯くらい出しやがれ」
まだ素っ裸のまま床に座り込んだコータローが文句を垂れる。腕には、こちらも裸のままぐったりと
脱力したジュリを抱きかかえていた。
「この時期は少しでも時間が惜しいのに……。これだからコータローを同席させたくなかったんだ」
「へん! 誰がお前とジュリを2人っきりにさせるもんか」
大仰に溜息をつく赤羽と、彼に向かってぺっ、ぺっ、と唾を吐く仕草を真似るコータロー。
「……てゆーか、あんたら2人で作戦会議すりゃいいでしょ。大体あたしはマネージャーなんだし…」
ぼそり、とジュリが呟いた。
(こんなんで大会は大丈夫かしら……)
ふと浮かんだ不安を頭の隅に押しやる。
そして、もう少しだけまどろんでいようと、ジュリはコータローの胸板に頭を預けた。

 



 
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